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第64回全日本合唱コンクール全国大会 受賞のコメント
▲コンクール後、打ち上げ会場にて。左から、Bari木本、広瀬康夫技術顧問、Sec下薗、Bari板垣
部長 小那覇安朋
全日本合唱コンクール全国大会を終えて
2011年11月19日(土)に青森市文化会館大ホールで行われました全日本合唱コンクール全国大会について、日頃より私ども関西学院グリークラブを応援してくださっている皆様方に、感謝とともに喜びのご報告をさせていただきたいと思います。
この度、私ども関西学院グリークラブは第64回全日本合唱コンクール全国大会において金賞、大学部門で2位の評価である青森市教育長賞を受賞することができました。また、来年度富山で行われる全国大会へのシード権も合わせて獲得することができました。昨年同様の全国制覇とはなりませんでしたが、シード権獲得ということで後輩たちに大きな贈り物ができた事とても嬉しく感じております。
関西大会を招待演奏として演奏してから全国大会までの間の練習では、学生指揮者の安田を中心に技術系のメンバーが集まり、技術面でのさらなるレベルアップを目標として今一度コンクール曲のサシ(1対1)練習を行うことになりました。コンクール前の1、2か月間の間の技術系メンバーはほとんど休みなしで朝から晩まで誰かしらの練習を見ていたように感じます。そんな技術系の頑張りに呼応するように後輩達が練習後も自主的に残って練習をしている姿が見られるようになり、非常に嬉しく感じていたことを思い出します。技術系のみなさん本当にお疲れ様でした!
また、忘れてはならないのが、この様な大きなステージに全員で参加をさせてもらうために、多大なる支援をいただいたOB・OGの先輩方、また学院関係者の皆様方、夜遅くなる練習に対して文句を言わずに支えてくれた家族のみんなの力。このような本当に暖かく私たちの活動を見守ってくださる皆様方の励ましがあったから全員で青森の地まで行くことができ、今回の賞につながったのだと身に沁みて感じております。本当にありがとうございました。
今年度の112代関西学院グリークラブも関西学院グリークラブリサイタルでの成功を最大の目標到達地点としております。この賞を励みに、昨年以上のリサイタルにすべく部員一同力を合わせて練習に励む所存です。今後とも変わらぬご声援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。
第112代部長 小那覇安朋
学生指揮者 安田博重
~コンクール随想~
青森での全国大会から早一週間が経った。時が経つというものは本当に早いもので、昨年度の兵庫での全国大会からももう一年経ってしまった。
全国一位になってからの一年、私はこのクラブのために部員たちのために一体何をしてこられただろう。自分には只管全国二連覇という言葉を呪文のように浴びせかけ、人にはそれを押し付け、無理強いさせてきた。これで全国金賞すら届かなければ、それこそ部員は厭になって辞めてしまうのだろうなぁ、と半ば自暴自棄のような方法で日々の練習に向った。
しかしそれでも、やはり二連覇への思いは日増しに強くなるばかりであったし、グリークラブフェスティバルや関西大会での演奏後は、レベルがまだまだ全国に追いついていない、と自分自身焦りが出てくる始末。何とかしようと思い、練習後の一対一でのサシ練習を思い立ち、有無を言わさず決行。私は元来口が悪いのだが、このサシ練習ではその「悪い口」が輪を掛けて悪くなり、終には自分自身ですら抑えられなくなってしまっていた。怒鳴り、喚き、物に当たり、何人の部員に厭な思いをさせたであろうか。帰り道いつも「あぁ今日もやってしまった」と思いつつも次の日にまた同じことをする。歌嫌いを作るためにクラブをしているような日々になっていたような気がする。
この場から逃げる事が出来ればその時はどれだけ楽だっただろう。しかし、そんなことをしたところで何になろう、後でもっとしんどくなることは火を見るより明らかであったし、第一学生指揮者という立場がそれを許さない。そもそも全国大会に出ることが決まっていた一年前からそういうことはとっくに棄ててきた筈だった。私自身の弱さを振り払うようにして何度も自分に「大丈夫」と意味も分からないまま言い聞かせていた。
前日に青森入りしてから本番演奏終了までのことは正直あまり覚えていない。少しでも気を緩めば直ぐに舞いあがってしまいかねない自分を必死で抑え込んでいたのと、本番の舞台の上ではここまでの道程を思い返し涙が出そうになるのを堪えるのに精一杯だったためである。自由曲に入って後半は最早考えることの一切を放棄していたように思う。もう少しその時の、その場の空気を愉しめれば良かった、と今になって後悔するのであるが、その時の自分にはそんな余裕は微塵もなく、到底できるはずもないことであった。
審査発表時、私は舞台上で結果を待つ役割であったが、自分たちが出てくるまでに金賞受賞団体が結構多く、正直、これでは金賞は無理だと自分に言い聞かせていた。そんな中で全国金賞、青森市教育長賞(2位)、次年度シード権の受賞は望外の喜びではあったが、それよりも私にとっては「救い」であった。二連覇はとは相成らなかったが、こう言うとお叱りを受けるかもしれないが、そんなことはもうどうでもよかった。私の頭の中には二連覇という文字の欠片すらなかった。賞状と盾を頂いた時、審査員・役員の先生方、客席の他団の方には感謝の意を込めて、二階席中央の部員には「ありがとう」と「今までごめんね」の意味を込めて、その時ばかりは自分でも驚くほど本当に素直に一礼できた。
金賞受賞のコメントを、と言われ最初はもっと嘻嘻とした文章を書くつもりでしたが、学生指揮者としての正直なところを述懐したつもりです。どうぞ馬鹿な奴だと一笑に付していただければ幸いでございます。
末筆となりましたが、全国大会迄に頂戴いたしました数多くの応援のメッセージは、弱くなる私を時に励まし、時に叱ってくれました。応援して下さった方々には御礼の言葉もございません。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後とも関西学院グリークラブをどうぞ宜しくお願い致します。
2011年11月25日
第112代学生指揮者 安田博重
コメント内容
2011.xx.xx更新